審査員特別賞

冨田 弦武蔵野美術大学
午前9時606×727mm
私は記憶としての影を描いています。影や記憶の不確かさを、厚塗りの絵の具を削ったり盛ったり、自分の身体性を重視しながら描き、当時の記憶の感触を改めて捉え直そうと試みました。 松本 セイジ講評 松本セイジ賞に冨田弦さんの「午前9時」を選ばせて頂きました。緑色とオレンジ色のバランスが絶妙で、草木に差し込む木漏れ日ような美しく繊細な表現に圧倒されました。キャンバスから飛び出てくるような広がりも感じられ、見ているだけでとても心地よく癒される気持ちになります。私は自然が豊かな場所で暮らしているのですが、その自然の中で感じられるパワーと似たものを、この作品から感じました。




